渭南エココミュニティー

INAN eco community
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オガタマノキ開花

 天の岩屋戸にこもる天照大神を誘い出す時に、踊り手となった天宇受売命(あめのうずめのみこと)が手にしたとも伝えられている招霊樹(おぎたまのき)・オガタマノキが町内岩水にあり町指定文化財として大切に保存されている。岩水のオガタマノキは、周囲の木々に陽光を遮られ日陰の部分の葉が枯れるため、先ごろ周辺を明るくする作業が行われ、町の担当者が開花を写真におさめて確認した。町内で私が知っているもう1本のオガタマノキが、久良の若宮神社境内にある。さくねん訪れた時にはもう散っていたので今年は少し前倒しして見に行った。モクレンの仲間らしい白い花が風に揺れている。ようやくこの樹の花も記録できた。陽樹であるオガタマノキは上え上えと伸びるため咲く花の位置は高く、注意深く観察しなければ気付かない。若宮神社のこの樹も、花は双眼鏡を使わないと見えないから、地元の人にもあまり知られていないかもしれない。

早咲きのヤマザクラ

 庭のバケツや水たまりの水に氷が張っていた。日中でも最高10℃までしか上がらない寒のような寒さの中だが、町内でいちばん早く咲く中玉の山中のヤマザクラを双眼鏡でじっくり観察してみたら、一輪が開いていた。脇本の県道沿いのヤマザクラでも一輪の開花を確認した。2本のヤマザクラはそれぞれ一輪ずつ開いているだけだから「開花」とはいえないのだろう。きのうは啓蟄であった。まだまだ寒さはぶり返すこともあるだろうが、花見の季節はすぐそこまで来ている。いやいや世間と少しばかり感覚の違うわたしの場合には、夏鳥の飛来が待ち遠しいし、まだ見ぬ花や虫に逢える楽しみがやって来ることが嬉しい。十数年前に誘われて義理で参加した花見以来、花見をしたことはない。とは言いながら、実は世間以上にいろいろな花を楽しんでいるかもしれない。

内陸部にモロコシソウ

 先月半ば、篠山のふもとでモロコシソウを見つけた。モロコシソウは図鑑でもネットで調べても、暖地の海岸部に生息することになっている。私がいままでに知っていたモロコシソウは黒潮洗う鹿島だけである。沖縄あたりではごく普通の植物らしいが、海から遠く離れた篠山の麓で見られるとはかなり珍しいことではないだろうか?場所は藤ヶ駄場の上流阿倉駄場である。腕時計の高度計では標高310mだからそれほど高地ではないが、それでも海岸部からは相当に離れた雪や霜の多い所である。地球温暖化の影響があるのかもしれないし、それ以外の素人には分からない理由があるのかもしれない。でも、こんなに海から離れた場所での生息記録があるのだろうか?少々遅くなりすぎたかもしれないが、とにかく記録だけはしておきたい。

サツマイナモリ

 先月25日、四万十市森沢ではじめて見る小さな花に出会った。その後再度訪れて図鑑と照合したが、なんだか分からない。今月13日には四万十町十和の山中で群れて咲くこの花をみた。まったく見当もつかないので、とにかく図鑑をめくるしかないと連日のように図鑑を開けていたら、きょう、ようやくそれらしい写真に出会えた。マツムシソウ科のサツマイナモリ(薩摩稲森)らしいのでネットで調べてみると花冠に毛があるところも似ている。レッドデータにも無いし、別段珍しい植物でもないらしいのに、わたしは初めて見て困惑してしまった。愛南町でほとんど見かけないのにお隣の宿毛市にいくらでもあるオドリコソウのような存在なのかもしれない。とにかく、ほぼ一ヶ月続いたモヤモヤからようやく開放された。

迷路に入った

 きのうの篠山ではシハイスミレやタチツボスミレがほぼ終わって、コミヤマスミレが咲き始めていた。不老長寿の水の下手に咲くコミヤマスミレを、昨年からヒメミヤマスミレとの交雑種ではないかと思い始めていて、図鑑を読み返してみた。どうやら間の子ではなくて、同種の中で変化の多いスミレであるらしい。さらに読み進むと、まったく別の種であるシハイスミレとマキノスミレを区別することが無意味と思うほど似通った変異集団さえあり、どちらとも言えないような集団が存在していることこそスミレの世界であると言う。そう言われてみてようやく、今までナガバノタチツボスミレだと思い込んでいた種のほとんどがタチツボスミレとの交雑種に違いないと思い至った。種数の少ないスミレの世界は図鑑さえ読めばわかると甘く考えすぎていたと思い知らされた。どうやら理解不能な迷路のような世界に足を踏み込んでしまったようだ。

アケボノツツジ開花

 20日ほど前に年齢を考慮しない荒仕事をした報いで腰を痛め、動けないでいる。国立公園篠山のアケボノツツジの具合を確かめるくらいなら出来ると、車を走らせてみた。県道篠山公園線から双眼鏡で覗くだけである。山頂部分に花は見えないものの、不入森の西側斜面の古木が3本花をつけている。おなじく南東斜面にも2本が花を咲かせている。去年はすさまじい裏年でほとんど花をつけなかったから、ことしは満開だとふんでいる(寒い間に花芽の確認をしていないから、こういう表現になる)。アケボノツツジも裏と表は基本的に隔年で訪れるが、6年か8年に一度まったくというほど花をつけないで、その翌年に見事な満開がやってくる。花が無いということは実をつけないということで、アケボノツツジの実で命を繋いでいるネズミ達の数が減るということなのだ。捕食者の数が激減したところでどっさりと実をつけると、新しく芽生える命の数が増えるという生き残り戦略なのである。今年がその年にあたると思っている。ツツジの中でもっとも美しいと言われるアケボノツツジを是非多くの人々に鑑賞していただきたい。ただ、登山の時に木の根をできるだけ踏まないこと。特にスパイクシューズで傷つけないようにお願いしたい。木の根が傷むと、それが支えてきた腐葉土が流失してしまい、山は土の無い岩山になってしまう。そしてペットを連れて行かないこと。野生たちが耐性をもたないウイルスや病原菌がペットによって持ち込まれる恐れがある。進化生物学者のジャレド・ダイアモンドの著作に「銃・病原菌・鉄」があるように、病原菌は征服のための兵器なのである。学術的にも貴重な「国立公園・篠山」の自然がいつまでも利用できるように、慎重に賢く利用してもらいたい。

地元のユキモチソウも健在

 地元・愛南町内で唯一知っているユキモチソウがきれいな花を咲かせてくれた。2011年に自生場所を残土で覆われたため去年は生えてこなかった。もと生えていたと思しき場所の土をうすくしておいたので確認に行ったら、みごと再生していたわけ。道路わきのこの場所は、盗人の目にも目立ちやすいから、2株に増えた2010年に1株を近くの山中に移植したことはこの日記にも記録した。移植した株も、観に行ってみると花にはまだ早いものの成長している。やがてこちらの株も花をつけてくれるだろう。そして、その近くではコクランと思われるラン科の株があちこちに新葉を出している。彼らの正体を確かめるのも楽しみである。

素人のままで

 わたしが使っている「日本のスミレ(いがりまさし)」に交雑種のコーナーがあったことを思い出した。はじめてその部分をたんねんに読んでみた。オオタチツボとタチツボ、オオタチツボとナガハシスミレをはじめたくさんの交雑種が記載してある。オオタチツボとナガバタチツボの交雑は書かれてないが、これほど間の子があるのなら、素人のわたしが踏み込むことには無理がありそうだ。素人だからこそ同定できないことでモヤモヤ感が嵩じるのだが、もうこれ以上深入りすることは止めておこうと納得させることにした。素人のままで−−。

スミレを求めて

 目が覚めて、まだスミレを探していない場所がないかと布団の中で考えた。お隣宿毛市の奥藤が残っている事に気付いた。家から30kmあまりの場所なのに、スミレが咲く頃に訪れたことが無い。さっそく出かけてみた。ところがスミレはまったく見えない。道路の両側の木が日陰を作っているからなのかもしれない。篠山のようにコミヤマスミレやヒメミヤマスミレが、もっと遅くに花開くのかもしれない。時期が遅く日陰に強いニョイスミレなども出てくるかもしれない。もっと暖かくなったら再訪してみたい。とにかく奥藤にはこの時期に咲くスミレが無いことだけは分かった。

スミレ咲く

 今朝、町内の久良峠でスミレの花を見つけた。もっと早いうちに狂い咲きのスミレには逢っているが、正常な花は今年初である。記録をしようと車から降りてみると、すぐそばにはキランソウが数株花をつけている。さらにその横にはオニタビラコも咲いていて、カタバミも黄色い蕾をつけている。その後でまわった西海半島では、タチツボスミレ、ナガバノタチツボスミレ、オカスミレも咲き始めている。クサイチゴは至るところで白い花を空へ向けていて、ハチジョウイチゴも白い蕾を重そうにぶら下げ、オキノシマテンナンショウの半開きの花にも出会えた。いよいよフィールドが楽しくなる。


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