渭南エココミュニティー

INAN eco community
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新たなリスク

 きのうの愛媛新聞は7面で、ネオニコチノイド系の農薬クロチアニジンの鳥への生殖影響を取り上げた。これまでネオニコチノイド系農薬は昆虫の神経系に作用するとし、ミツバチ大量死に代表される蜂群崩壊症候群(CCD)ばかりが注目されてきた。メーカーが言う「作用機序が違うから昆虫以外への影響は低い」とする主張は排除されることとなる。愛媛新聞も、我々と同じ哺乳類であるラットへの悪影響は取り上げた。記事の農薬クロチアニジンは、東京都健康安全センターの田中豊人さんが、マウスへの母体経由で仔マウスへの発達異常や行動異常を指摘している。さらに脳神経学者の黒田純子さんも哺乳類に対してニコチン様作用及ぼし、子どもの発達への悪影響の可能性を指摘している。有機リン系農薬にかわって出てきたネオニコチノイド系農薬は最近農家の使用が増えている。新たなリスクを後からあとから生み出してくる現代文明ではある。

恐怖は報道されない

 群馬県警が捜査を開始した冷凍食品の農薬混入事件。愛媛県内で健康被害が出たと新聞。報道では「マラチオン」だが、我々には「マラソン」の名前でなつかしい。昭和28年に登録されたマラソンは、子どもの頃川に流しては浮き上がってきた川魚を捕らえるために使ったものだ。そのときの魚は親から「毒が入っているから駄目だ」と叱られて食べられなかったが、数年にわたり何度もその効果を経験している。今どき未だマラソンがつかわれているとは知らなかったが、有機リン系の殺虫剤であるこの農薬は、農薬毒性事典によると76年パキスタンでマラリアを媒介する蚊の駆除でマラソンを散布し、2800人以上が中毒を起こしうち5人が死亡したとある。今回の健康被害は急性影響であって、指摘されているホルモン撹乱性や発がん性を考えると、この後どれだけの人に影響が出るのか空恐ろしい。本当の恐ろしさは報道されていない。

ペット飲料は安心?

 旅行から帰った翌朝水分の補給をしたいと、出発前夜に汲み置いたペットボトルの水を一口含んで驚いた。ペットボトルの有害物質が溶け出ているかもしれないと心配していたのが見事に的中して、強烈なペットの匂いが口中に広がった。発ガンと内分泌撹乱が指摘されているペット。さらにペットボトルを柔らかくするために使われているフタル酸エステルにも同じような有害性が指摘されている。フタル酸エステルの匂いは知らないから分からないが、柔らかくするために緊密に結合させていないという可塑剤が飲料に溶け出している可能性は大きい。ペット飲料では飲料の味や匂いで合成化学物質が隠されているのだろうか。環境省がはじめた石油由来の合成化学物質のリスク検証は、経済産業省と化学業界の力でいつの間にかうやむやにされて、リスクを孕んだ化学物質が全国民にばらまかれている。

物体としてのゴミはそれほど怖くない

 きのうの続きになる。ゴミを単なる物としか見ていない例をひとつ。広島市で開催された、中国・四国PTA研究大会において、空き缶に乗り上げて自転車事故が起こるからゴミは排除すべきだとの意見が、2日目の全大会で出された。学校給食の現場からビスフェノールAが人体に有害だからと、ポリカーボネートの食器が撤廃された頃である。さらに若者の精子数が激減しているとメディアが騒いでいたすこし後のことである。大会のテーマのひとつに「環境」も取り上げられていたにもかかわらず、「通学路の環境」しか考えられなったのである。たまらず「児童・生徒のことを考えるのであるなら、ゴミに含まれる有害物質に主眼をおくべきではないのか」と主張したが、会場からはなんの反応もなかった。自転車が転んだってせいぜい擦り傷か、最悪でも骨折くらいではないか?ときには失明などということもあるかもしれないが、それは極めて稀なことであろう。
 わたしは、例えばホルモンを撹乱された子どもがどうなるのか、それも一人や二人ではなく学校の各クラスに必ず居る、などという事態を避けて欲しいと願っているのである。三つ口や多指症の赤ん坊が多く生まれている現実がある。そして、おしっこの出る穴が、おちんちんの先端でなくおちんちんお下や上に開いているもの。前者は尿道下裂といい、後者は尿道上列というのだそうだ。これらの奇形は生後数ヶ月以内に形成手術をして、世間には知られない。しかし、尿道下裂の子どもは年がいくと精巣ガンになると本で読んだ。ビスフェノール(BP)Aは乳癌の元として知られているから、胎内でBPAの暴露をうけた女児は将来乳癌のリスクが高まるのかもしれない。さらにクレチン症、発達障害、ADHD、自閉症など数え上げたらきりがない。ポリカーボネートは学校給食からは除かれたが、自動車のバンパーや窓枠などいたるところに使われているから、環境中のどこにでも転がっている。長くなるのでこれ以上書くのは止めるが、これらの物質が食物連鎖の末、生態濃縮されて誰彼かまわず襲ってくる、そんな環境で暮していることを肝に銘じたい。

海を汚すとは?

 愛媛新聞の記事で、愛媛大学ほかの大学生たちが社会貢献合宿を行ったと出ている。見出しは「地域盛り上げる『宝』探索」である。場所は愛南町の銭坪地区とある。その中で、養殖道具放置について「道端に放置されている養殖道具が気になった。処分する資金はないが、海に放置して海を汚したくないという気持ちの表れだと聞き、感じるものがあった」の部分が気にかかる。海を汚したくないとは、航行する船のスクリューに巻き付いたり、漁のとき網や釣り針に掛かる物理的な物・ゴミとしてしか見ていないのではないかと思ったのである。わたしも不法投棄巡視員として、沿岸部の廃漁業資材の不適正処理をたくさん見てきた。そのほとんどが石油由来のプラスチック、すなわちポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ABS樹脂なのである。つまり石油業界で言う「芳香族」で占められている。ずっと書き続けているが、人間の五感が感知しない石油由来の多環芳香族炭化水素によるホルモン撹乱、発ガンのリスクに気付いていないのではないのかと気になったのである。たしかに海に置いておけば物・ゴミ、化学物質の両面で邪魔である。しかし、陸に置いていても化学物質としては夏の高温や風雨による劣化で大気中や土壌、水を汚染しやがては海に流れ込み、プランクトン、海草、小魚、大型魚、人間へと連鎖していく。「−感じるものがあった」などと簡単に納得してもらっては困るのである。

PM2.5来襲

 朝、周囲の風景がかすんで見える。篠山はぼんやりとしか見えない。去年までは「黄砂」と表現してきたが、先日北京の毒霧が大きく報道されて、PM2.5であることを確信した。北京の毒霧が拡散されて西日本のかなりの範囲を覆ったのだと思う。PM2.5についてはテレビでも解説されたから、あらためて書く必要はないだろうが、健康を損なうことは明白である。こんな日は家の中から出ないにかぎる。さいわいにと言うべきか、昨日から風邪による鼻水と涙目で動けないでいる。このところ家の周りの手入れに忙殺されていてフィールドに出る時間さえなかった。毒によって、いい骨休みになったと思うべきか?

「スズメバチキラー デラックス」は効く

 きょうも洗濯物を取り込んだ夕方からはスズメバチ退治である。巣への出入り口に戻ってきたところを狙って、先日に書いた「スズメバチキラー デラックス」を吹き付ける。巣の場所が特定できない以上、出入り口から巣へ吹き付けることはできないのだから。きょうは11頭に吹き掛けた。その場で落ちていかなくても、やがて飛んでいるうちに方向感覚を失って、ついには鉛直に落下する姿を見て自信が付いたから、深追いはしない。そして人間にもよく効くことを思い知らされた。先日、空中に霧状に漂う薬液が鼻に入って、2時間ほど頭がふらついたのである。久しぶりに鼻から水を取り込んで口から排出する鼻の掃除をやって、ようやく事なきを得た。缶に記載している成分表示ではピレスロイド系となっている。ピレスロイドは「農薬毒性の事典」によると、昆虫に対しては神経毒として作用するとある。なるほど、神経をやられるから真直ぐ飛べなくなって、やがて落下して悶えているのだ。そして人体に対する急性中毒症状としては、悪心、嘔吐、下痢、頭痛、耳鳴り、傾眠、などがみられ、重症になると呼吸障害、ふるえを起こすとある。さらに合成ピレスロイドは環境ホルモンの疑いがあるとも。こんな毒はあまり使いたくない。なのに現在7本目を使っているのだ。

冷感タオルに御注意

 九州北部で豪雨が報告されるようになり、梅雨も後半を迎えつつあるようだ。それを証明するように蒸し暑さも増してきた。節電が叫ばれていることもあって関心を引きそうなひとつが「ひんやり 冷感タオル」だ。この冷感タオルには、乾燥するとかたく固まる性質を持つ防腐剤を含んだ水を滲み込ませた状態で販売されているのだそうだ。「赤く腫れ上がった」等の苦情があることから検査した国内8銘柄中7銘柄から、重篤なアレルギー性接触皮膚炎を起こす可能性のあるイソチアゾリノン系の防腐剤が検出されたという。おのおの方、油断なさるな。

プラスチックの恐ろしさ

 テレビの地上アナログ放送が終わって4ヶ月が過ぎた。買い替えと思われる頃ほどではないものの、未だに捨てられるテレビは増えている。冷蔵庫も多い。リサイクル料金を払いたくないからだろうか。町の電気屋ではないのかと疑いたくなるほど、まとまった廃棄も見受ける。さらにプラスチック製の飲料容器・食品包装はひきを切らない。世間はプラスチックの恐ろしさを知らされていない。環境省の審議会の中に「最終処分場のあり方検討委員会」があり、その下に設置されていたワーキンググループでは2009年、「プラスチックは環境ホルモンなどの有害物質の恐れがあるため管理型処分場で処理すべき」との意見が出たのに、いまだに何の手立ても取られていない。なんの対応もしない理由は様々に言い訳されているが、しょせん業界の利益に反するためだと理解出来る。一頃センセーショナルに報道されたダイオキシン。あの頃心配されたダイオキシンは、塩素系ダイオキシンであって、塩素を燃やすとダイオキシンが出ると言われたのだ。いまではテレビやパソコン、冷蔵庫などの躯体に防燃剤として練りこまれているフッ素化合物によるフッ素系ダイオキシンが、海洋を汚染し、海の生態系の頂点にあるマグロなどに濃縮されているとの報告が後を絶たない。管理型処分場で処理すべきもの。こんな恐ろしい物が、恐ろしいと知らされない同胞によって環境中に捨てられている。

発達中の脳に与える鉛の影響

 平岡宏則さんの、きのうの続きを記録しておきたい。
 疫学的研究上、わかりやすい指標として知能指数IQが使われ、極低レベル鉛暴露による知能低下が欧米の研究で証明されています。中枢神経毒性のある鉛はそれ以外にも、衝動性、注意欠陥、言語処理の問題、社会生活不適応、性特異的行動の不鮮明化など脳のあらゆることに影響を及ぼします。それによって思春期からの暴力や犯罪、不登校、引きこもり等にも繋がっていきます。子どもの一生、家族の一生を左右する重大な問題です。
 古代ローマ文明の崩壊の一因になったとされる鉛が、一般市民の知らないところで使われているとの警鐘である。平岡さんが指摘した健康影響は、環境ホルモンによる影響となんら変わらないことも再認識しておきたい。地下資源由来の合成化学物質依存の便利な生活にも、同じようなリスクが隠されていることを忘れてはならない。

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