渭南エココミュニティー

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潅仏の日に生まれあう鹿の子かな

 きょうは潅仏会である。ちょうどこの頃出産期を迎えるニホンジカをうたった芭蕉の俳句に「潅仏の日に生まれあう鹿の子かな」というのがあるという。わたしはずっと「潅仏に生まれあいたる鹿の子かな」で覚えていたのだが、念のためネットで確認してみたら、私が覚えていた句は出てこないから覚え違いしていたのだろう。どちらにしろ去年の晩秋に懐妊したニホンジカ、四国では亜種キュウシュウジカの子ども達が母の胎内から厳しい自然界にデビューする頃に当るらしい。生まれてすぐ歩き始める彼らの中には、足を踏み外して命を落とすものもいる。道路に落ちてくる落石を防護するために人間が張った「ロックネット」の間にはまり込んで身動きできなくなり死んでいた小鹿を見たのは4月末のことである。本来里の草原の生き物であるニホンジカが人間によって奥山へ追われ、厳しい崖地で生きていかなければならない哀れを、春風にそよぐ「花祭りの幟」を見ながら考えてしまった。

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