渭南エココミュニティー

INAN eco community
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ヤッコソウ

 足摺半島の山中にヤッコソウを見にいってきた。ひろい山中だから見つけられるのか自信がなかったが、目標となるシイ天然林の保護林には案内板があって、その道に踏み入れるとすぐに「ヤッコソウ自生地」の看板に行き当たった。平成4年に発刊された「日本列島・花maps」には「大規模な群落」と記載されているが、看板の横で柵とロープで囲われた範囲は、長さおおよそ10m幅も広いところで5mほどしかない。当時の写真とは似ても似つかない貧弱さである。立入禁止とされていたからマクロレンズで近づける被写体を探してみた。なんとか見つけたのが、きょうの写真である。太さはわたしの小指よりも小さく感じる。世界一大きな花を咲かせるラフレシアと同じラフレシア科らしいが、同じ仲間だといっても個性があるのだろう。

ソナレノギク

 ヤマジノギクの変種で海岸部に生育するソナレ(磯馴)ノギクという植物がある。手持ちのフィールドガイドでは柏島周辺のみと書いてあるが、これは本が古いせいで、西海半島にあることは知っていた。佐田岬半島にもあると聞いていたから、きょうは由良半島で気をつけて見てみた。菊の仲間は同定が難しいからと、いままでやり過ごしていた中にたくさんあるではないか。ソナレノギクはわたしにも判断ができそうで、今年はノコンギクもすこし解るようになってきた。ハマベノギク属やシオン属の仲間にもちょっとだけ親近感が持てるようになり始めた。

ヒナノキンチャク

 大野ヶ原へヒナノキンチャクの花を撮影しに行った。昨年9月に発見したという方から、11月4日に案内してもらって果実と白く変色した花を記録していた。9月に行けと言われていたのに、ようやく都合がついた。ほぼ一年ぶりなので場所に自信がもてなかったが、行ってみると踏み分け道がついている。わたしの前に何人もが訪れているようだ。去年の経験からまだ少しくらいは花が残っているだろうと高を括っていたら、やはり丁部のみが花で、下部は果実になっている。大野ヶ原ではせいぜい草丈10cmほどのこの草の実をお雛様の巾着に例えたというのだから、花のほうも小さい。米粒とかわらない大きさの花を、目一杯アップにした記録を残しておく。

キキョウ咲く

 立秋が来て、秋の七草のひとつであるキキョウが咲きはじめた。愛南町内でキキョウが残っている場所を、わたしは一箇所しか知らない。レッドデータブックでは環境省カテゴリーでも愛媛県カテゴリーでも絶滅危惧粁爐箸覆辰討い襦わたしも子どもの頃から野生のキキョウを見たことがなかった。定年後にあちこちうろついている内にようやく出会えた植物である。ある山中の道端にかろうじて残っているのだが、人の手がはいりにくくなって少しずつ増えているように感じている。ただ、まったく人間が関与しなくなったらほかの植物に光を遮られて消えてしまう恐れがある。いまの年一回の草刈り作業がかろうじて彼らの生存を保障している。

クサギ

 お盆が近づいてきて、クサギの花が咲きはじめた。クサギの名の由来はつよい臭いからきているらしいが、染料に使われ、お隣の宿毛市などでは若葉を山菜のクサギ采として盛んに利用している。そして「くさぎ藪」などの地名にも使われているのに、呼び名の感覚の悪さが原因しているのか、世間では疎んじられているように感じる。このクサギの花、実に美しい。アップでは独特の形と変化する色のグラデーションに魅了されるし、遠目にはサクラが咲いたと思わせる見事さである。「くさぎ藪」の地名がついた頃には里の美しさを誇りにしていたと推察される。植物の有用性から遠ざかり、自然に眼を向けなくなった現在の人々との間に大きな乖離を感じる。この夏には、どうかクサギの花を観賞する人が増えて欲しい。べつに心して観に行く必要はない。そこらへんにたくさん咲いている。

ヨウシュヤマゴボウ征伐

 篠山の麓、藤ヶ駄場にやたらとヨウシュヤマゴボウが眼につく。北アメリカ原産の帰化植物で、何種類かの毒成分を持ち、最悪の場合にはヒトを死に至らしめることもあるという。こんなろくでもない植物にはびこられては堪らない。樫鶴居で使うために、きのう1880円もはりこんで買った鎌の試し切りをやってみた。木鎌と名が付いているとおり、なるほど丈夫で、切れ味も申し分ない。ほんの少しの時間で20本ほどを切り取って、始末した。だが、こいつは1年草ではなく多年草だ。悪魔は残った根からいくらでも出てくる。それでも種を減らすことには貢献した。今後出てくるひこ生えにも気をつけて刈取り作業に精を出したい。

オオキンケイギク

 2年ほど前から、西海樫月バス停の花壇に植えられたオオキンケイギクが気になっていた。ところが西海保健福祉センターの敷地のり面がオオキンケイギクで覆いつくされていることを知って驚いた。おそらくは意図して植えられたものと推測できる。世間ではあまり関心がもたれていないかもしれないが、オオキンケイギクは外来生物法の特定生物に指定されていて栽培等は禁止されている。心ある対応が望まれる。

ていれぎ

 山財ダム上流の林道で、いままでに見たことのないタネツケバナを見つけた。案内役の水本さんは見捨てて他の植物を観察している。たまらず「これは何?」と聞くと、オオバタネツケバナだと即答された。なるほど見たまんまの命名でわかりやすい。水本さんはさらに追いかけて「これが、ていれぎだ。食べたら美味しいよ」とおっしゃる。同行の二人の夫人が味見して「なるほどさわやかな味だ」と納得顔である。松山平野で有名な「ていれぎ」を初めて知った。どんな料理をするのか気になってネットで探したら、刺身のつまには欠かせない、とある。なりほど。なっとく。

まぼろしのヒゴスミレ

 愛南町内のスミレはほぼ確認できた。ところがH先生から「須ノ川のある場所にヒゴスミレがある」と聞かされ、きょうはその場所を1時間ほど捜し歩いた。しかし逢えない。場所を聞き間違えたのか、絶えてしまったのかだろう。町内のスミレは夏には整理するつもりだが、1種類減ってしまった。

そこにも、ここにもフデリンドウ

 地上高5-6cmほどしかない小さなフデリンドウ。ルーペで見るとなんとも綺麗なのだ。わたしが大好きな花なのだが、最近まで奥山にしか生息していないと思い込んでいた。平成に入る以前から篠山での観察を春の楽しみにしてきた。ところが一昨年、惣川で見つけたのだ。まだこの時には、惣川の自然は残されていると考えていた。ところがこの春、おそらくはスミレを探すために足元ばかり見ているからだろうが、至るところで目にするのだ。先日は岩水の道端で見かけた。15日には広見の鎮守「日枝神社」の境内でもたくさんのフデリンドウを見つけた。その後もあちこちで見つけて、今さらながら勉強不足を思い知った。これほど多くある花なら、世間の人たちが知らないはずがない。世間が知らない花を自分だけが楽しんでいると悦に入っていた身の程が恥ずかしい。


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