渭南エココミュニティー

INAN eco community
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暑さで野生にも変化が

 西土佐では40℃を超えたとテレビが言っているが、わたしの生活空間も同様らしい。なにしろ、きのうと同じ計り方をした倉庫では、16時ころの温度が39.6℃になっていたから。暑い上に雨がないから我らがビオトープ樫鶴居の水位も下がっている。その水位が下がった池の中をなにか獣が動き回って草がなぎ倒されている。ご近所さんと「イノシシだろう」と話したのだが、証拠がないのでセンサーカメラで確認することにした。センサーカメラのお出ましは去年だったか一昨年だったか、とにかく久しぶりである。なにが写るのかそれほど期待もしていないが、やっぱり確認だけはしなければ。暑さのせいで野生動物の行動に変化が出ていることだけは間違いないようだ。

アオバセセリ

 お隣の宿毛市伊予野の県道で、といっても通過車両が非常に少ない山道だが、セセリチョウ科のアオバセセリに出会った。アオバセセリは去年、東小山で一度だけメスを見ている。きょうのはオスみたいだから、じっくりと後をつけた。しばらくは活発に飛び回っていたが、やがて小鳥の糞から栄養補給をはじめた。いきなり近寄ったら逃げられるので、腰を落として慎重に近づく。なんとか180mmマクロで写真になるまで近寄らせてくれた。やっぱりオスだった。このアオバセセリ、本州以南にはどこにも居るらしいが個体数がすくないのか、愛媛県下でも結構珍しいらしいのだ。

カヤネズミのために茅を刈る

 カヤネズミを飼っている休耕田の草刈りをおこなった。べつに絶滅危惧種に指定されているわけでもないけれどこの頃見かけなくなったカヤネズミのために、休耕田の1枚をチガヤの草むらにしている。とは言っても放置してしまったら隣接農地に迷惑を掛けるから、虫の宝庫にならないうちに半分ずつ更新している。つまり新しく伸びてきたチガヤでカヤネズミが生活できるように成長したら、古いチガヤを刈り払って害虫の温床にならないようにしている。この時、刈り払い作業を草刈り機でやるとカヤネズミを切り傷つけることがあるので、今回から鎌で手刈りすることにした。鎌で草を刈るなどというのは子どもの頃以来久しぶりである。蒸し暑さの中で大汗をかき、肩や尻には筋肉痛も出た。それでもあちこちにあるカヤネズミの巣を見つけるとうれしい。うれしさと疲れから、明るいうちからビールだ。カヤネズミなどと馬鹿な話をするなという声もある。だが、彼らの営みが自然界の健康を維持し、ひいては我々人間が生きていくために必要な大気や水、土壌を護っていてくれるのだ。

コフキヒメイトトンボ羽化始まる

 樫鶴居ではコフキヒメイトトンボの羽化がはじまった。いや、最初に見たのがオスの未熟個体で次にはメスの未熟個体に出会ったからそう感じたのであって、よく観察していると成熟したメスも混じっていたから、羽化はもっと早くから始まっていたのだろう。それでも樫鶴居でコフキヒメイトトンボは今年はじめて。中・四国では山口、高知、愛媛の各県で絶滅危惧指定されているこのトンボは、愛媛県内では愛南町の一部にしか生息していないのだという。全長20mmほどで縫い糸のように細い姿は本当にはかなく見えるが、こんな命が息づいていることも嬉しい。成熟したオスの白い胸から名づけられたというが、体色の変化も複雑で綺麗なのだ。きょうは未熟メスの見事な赤色を記録しておく。

キハダカノコが続々

 4日ほど前から庭にヒトリガ科の蛾であるキハダカノコが羽化してはやって来るようになった。「蛾なんて」と馬鹿にしないで欲しい。黒地に白い鹿の子模様の班がある翅と、オレンジに黒の横縞が走る胴体は、実際に見てみるとなんとも綺麗なのだ。ネットでみてみると、その可愛さを評価している文章が結構ある。数年まえ、家の築山ではじめて見たと気には感動してたくさん写真記録をしたものだが、年々増えて常時3-4頭が飛び回っている。新潟県、長野県、宮崎県あたりではレッド・データらしいが、我が家ではベニシジミの数とかわらないほでど居る。築山の隅に自生したセイタカアワダチソウの葉に糸で縫いつけられている蛹の手前の虫もキハダカノコとみた。羽化するときに居合わせたいものである。

アイヌハンミョウ

 今月5日、グンバイトンボの情報をもらった時ハンミョウの話も出て、アイヌハンミョウの居場所も教えてもらっていた。一度たずねた時には出会えなかったから、雨がくる前にと行ってみると、河原の砂の上にいくらでも居る。アイヌハンミョウの翅の模様はニワハンミョウやコニワハンミョウとよく似ているから、同定する時はくちびるの形で判定するのだとも教わっていた。しかしやたらに警戒心が強く、近づくことさえできない。わたしの苦手なネットを使わなければ同定は無理なようだ。間違っているかもしれないが、教わった場所なのだからまず間違いないだろう。かってに思い込んで、小さな姿を写真におさめてきた。次回にはイスを持参して、じっと近づいてくれるのを待つことにしよう。

はじめてのグンバイトンボ

 待望のグンバイトンボをようやく見た。教えられていた河川敷に降りていく前の、林道沿いで2頭見かけたのだが、こちらも未だ見たことのないモノサシトンボと見分けがつかない。河川敷を歩き回った5頭目にようやく脚が白く膨れているオスを見つけた。この白く膨れた脚を軍配に見立てて命名されたのだそうだ。なるほど特徴的で、これなら見間違えることはない。よく見ると軍配には黒い毛も生えている。まだ出始めたばかりらしくて交尾の気配もみせない。帰ってからネットで調べてみると、盛夏のころまで見られるというから、これからも訪問してみたい。なお、この場所にはヤイロチョウも来るというから6月には何度も足を運びたい。

トンボに絡め捕られそう

 トンボの図鑑を買ったのは2009年夏。本気になってトンボの観察を始めたのは2012年。本気2年目の今年は、やる気満々である。いままで観察していなかった水場を求めてはうろついている。ところがこれが馬鹿馬鹿しい話しではないのだ。樫鶴居で何度も書いた愛媛県のレッドデータであるヨツボシトンボは町内のかなりの場所で見られるのだ。きょうも鳥取県でレッドリストのアオモンイトトンボ、島根県・高知県でレッドリストのオツネントンボ、さらには環境省のレッドに指定されているモートンイトトンボの未熟個体らしいトンボにも出会った。クロイトトンボやホソミオツネントンボは至るところに生息していることも分かってきた。5月も下旬を迎えた。これからはグンバイトンボとヤイロチョウを求める日々がはじまる。

エゴツルクビオトシブミ

 きのう夕方、篠川の洪水敷の渓流型の植物が面白いからとH先生から誘われて、様々な植物が洪水をやり過ごすために葉を細くしている姿を教えていただいた。その後、近くにエゴノキの花が咲いていることに気付いたので目を凝らしてみると、オトシブミがぶら下がっている。エゴツルクビオトシブミのオトシブミである。成虫はいないかと探してみると、ようやく1頭だけ見つけた。もう日は傾いていたので撮影は今日に持ち越して、8時頃に行ってみたがゼロである。直射日光を嫌うのかと午後ふたたび訪ねたものの、まったく見当たらない。どうやら産卵時期は終わったものとみえる。しかしこんなに近く、家から6kmしか離れていないところで見られる虫に気付かずに、はるばる黒尊まで何度も足を運んでいた無知が恥ずかしくなってしまった。

ヨツボシトンボ羽化始まる

 樫鶴居で3月に水の中から取り出した草を、少しでも処理しておきたいと乾燥した一部に火をつけた。すると煙に燻されて飛び出してきたトンボが居る。まだ飛べなくて近くの水草にすがったのはヨツボシトンボの牝であった。あわてて火を消して、心の中で「ごめんね」という。愛媛県版のレッドデータでは絶滅危惧砧爐忙慊蠅気譴討い襦3けた水面をもっと大きくして、彼らの安住の場を確保してやりたい。


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